Google が開発を進めている Intel Core Series 3 (Wildcat Lake) 搭載 Googlebook のリファレンスボード「Ocelot」ファミリーに、新しく「Libra」と呼ばれる開発ボードが追加されました。
現時点で公開されているソースコードを調べたところ、タイプやバッテリー周り、キーボード仕様などに加えて、開発担当者から製造メーカーを示唆する情報が確認できました。
コードから確認できる「Libra」の仕様
公開された初期コミットによると、Libra はリファレンスボード「ocelotrvp-ite」をベースに新たに作成されており、公開されたコードから Libra のいくつかの仕様を確認できました。
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クラムシェルタイプ
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冷却ファン × 1
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テンキーレス仕様のキーボード
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キーボードバックライト
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USB-C × 2 (USB4 への対応が可能)
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最大 65W 充電
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SMP 製バッテリー

本体のタイプについて、本体側面の物理音量ボタンが無効になっていることや、ディスプレイの開閉検知、クラムシェルタイプ特有の電源ボタン設定が含まれていることから、コンバーチブル (2-in-1) ではなくクラムシェルタイプのモデルである可能性が高いです。
インターフェースでは、2 つの USB-C ポートを備えており、最大 65W の充電に対応しています。どちらのポートも USB4 への対応は可能ですが、まだ採用が確定しているわけではなく、無効にされている可能性もあります。
キーボードはテンキーを備えないコンパクトなテンキーレス仕様で、キーボードバックライトを搭載しています。
Dell 製 Googlebook となる可能性
今回の Libra のコミットを行った開発者は、受託製造大手「Luxshare (立訊精密)」のメールアドレスを持つ人物で、過去に Dell XPS Googlebook「Mica」や、同じく Dell 製になると予想されている Snapdragon X Plus 搭載モデル「Annite」の開発にも携わっています。
Luxshare は Dell のノート PC を多く手掛ける主要なサプライヤーの 1 社であり、同じ開発者が担当している点から、Libra も Dell 向けの Googlebook として開発が進められている可能性が高いと考えられます。
また、バッテリーに関する記述では「smp,smp-hpt-4-122」が指定されており、Dell XPS Googlebook である Mica の「smp,smp-atl-4-550」と同様に、この命名規則は Dell のデバイスに共通する書き方です。

開発担当者の情報に加えてバッテリーコードの記述からも、Libra が Dell のモデルである可能性が高いと考えられます。
ただし、開発が進むにつれて、当初とは異なるバッテリーやメーカーを示唆する内容に変更されることがあります。
Core Series 3 搭載機の展開と登場時期
現在、Intel の「Core Series 3 (Wildcat Lake)」を搭載する Ocelot ファミリーとして確認されているモデルには、次のようなものがあります。
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Ojal : メーカー不明
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Matsu : Acer 製モデル
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Kodkod : メーカー不明
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Ocicat : HP 製コンバーチブルモデル
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Hekla : ASUS 製モデル
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Coolum : HP 製クラムシェルモデル
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Blanc : Lenovo 製クラムシェルモデル
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Libra : Dell 製クラムシェルモデル
これまでに Ojal や Kodkod といった初期ボードをはじめ、Lenovo、HP、Acer、ASUS といった主要メーカーのボードが確認されていましたが、Dell 向けとみられる Libra が加わったことで、Ocelot ファミリーは計 8 つの派生モデルとなりました。これにより主要各社が Wildcat Lake 搭載機の準備を進めていることが分かります。
ただし、これらの情報は開発中のコードから予想したものであり、メーカーや仕様のどちらも実際の最終製品とは異なる可能性があります。
Intel Core Series 3 (Wildcat Lake) 搭載 Googlebook は、プレミアムな価格帯の第 1 弾 Googlebook とは異なり、より手頃な価格帯やメインストリームをカバーするモデルとして位置づけられています。
とはいえ、Libra は開発の初期段階にあるため、登場時期は早くても 2027 年前半以降になると考えられます。

