Dell の Googlebook は、Snapdragon X シリーズを搭載する「Mica」であることがわかりました。関連するベンチマークなどから機種名は「Dell XPS 13 (DX13267)」になる可能性がありますが、現時点ではこれはまだ確定ではありません。
これまで Dell XPS 13 DX13267 の名前自体は、Geekbench 6 で多数のベンチマークが測定されていることで確認しています。今回、このベンチマークが紐づく Android 17 のデスクトップ向けビルド CL2B.260330.081 のサムプリントに「mica-userdebug」という記載が見つかったことで、Mica と Dell XPS 13 DX13267 が同一のデバイスであることが確認できました。
Mica とは?
Mica は、Qualcomm の Snapdragon X シリーズを採用する Bluey シリーズの一つです。同じ Bluey シリーズの Quartz は、すでに HP Googlebook 14c であることが確認されています。Mica についても、バッテリー関連コードの記述が Dell の既存デバイスと同じであることから、Dell の Googlebook の候補として位置づけられてきました。
これまでの情報では、Mica は 13 〜 14 インチクラスの OLED ディスプレイ、Snapdragon X Plus X1P-40-100 を搭載することが予想されていました。しかし、今回のベンチマークからは、HP と同様に Snapdragon X Elite X1E-80-100 を搭載する可能性が示されています。
ベンチマークスコアと仕様
ベンチマークでは、Snapdragon X Elite X1E-80-100 と 16GB または 32GB RAM を搭載する 2 つの構成が確認できています。すべてのデバイスは Android 17 で動作しています。



スコアには、Dell XPS 13 DX13267 として記載されているものと、Mica に関連付けられた Google Multi-device ARM64 という仮名で記載されているものがあり、ベンチマークスコアもばらつきがあります。これは最適化の途中にあると考えられ、最終的には シングルコアが 2,200 程度、マルチコアが 9,500 程度になるとみられます。
仕様についてはまだはっきりと分かっていませんが、型番の「DX13267」は Windows で Core Ultra Series 3 を搭載した XPS 13 インチモデル「DX13260」の型番と近いため、似たような仕様になるものと思われます。
XPS の登場となるか
Windows のコンシューマー向けとして人気のある XPS シリーズは Chromebook での登場を期待されていましたが、結局登場することはなく、Dell はコンシューマー向けのモデルを数年前からリリースしなくなってしまいました。
しかし、今回の発見で Dell は Googlebook ブランドでコンシューマー向けのデバイスに再参入することになり、さらに初めての XPS となる可能性があります。
なお、現時点では「Dell XPS 13 (DX13267)」という名称は確認できるものの、正式な製品名については確認できていません。他のメーカーは Googlebook と入っているため、Dell のデバイスにも含まれる可能性があります。
そのほか、公式に確認された仕様などもありませんが、Acer、ASUS、Lenovo、HP に続いて Dell のデバイスが判明したことで、 最初のリリースパートナー 5 社の Googlebook が出揃いました。