Googlebook、Acer・ASUS・Dell・HP・Lenovo の 5 社から。Samsung が加わらない理由

calendar_month2026年7月1日

Googlebook の第 1 弾は Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo の 5 社体制で発表されました。初代 Chromebook のパートナーだった Samsung は含まれていません。

Googlebook の最初のリリースパートナー 5 社のロゴ HP Dell Lenovo Acer ASUS
Googlebook の最初のリリースパートナー 5 社のロゴ HP Dell Lenovo Acer ASUS

Google は Googlebook の公式発表において、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo の 5 社を最初のリリースパートナーとして挙げており、共同で開発を進めていることを明らかにしています。

現時点では Googlebook の詳細や仕様については発表されていませんが、これまでに開発状況からは Dell を除く 4 社の Googlebook に関する手がかりが見つかっています。

この記事では、開発状況から確認できる 4 社の Googlebook について紹介するとともに、Chromebook のリリースでは最初のパートナーとなっていた Samsung がいない理由についても解説します。

Googlebook 第 1 弾は 5 社体制

Googlebook の第 1 弾は、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo の 5 社体制でリリースされることが正式に発表されており、採用されるチップセットも Intel、Qualcomm、MediaTek の 3 社であることが確認されています。

デバイスの詳細はまだ公表されていませんが、Chromium Gerrit などの開発情報からは、Dell を除く 4 社について、開発が進められているとみられるモデルがすでに発見されています。以下はそのモデルと、メーカーです。

  • Acer: Moonstone (Intel Panther Lake 搭載、Fatcat ファミリー)

  • ASUS: Lapis (Intel Panther Lake 搭載、Fatcat ファミリー)

  • Lenovo: 

    • Ruby (Intel Panther Lake 搭載、Fatcat ファミリー)

    • Sapphire (MediaTek Dimensity CX / Kompanio Ultra 搭載)

  • HP: Quartz (Qualcomm Snapdragon X Plus / Elite 搭載、Bluey ファミリー)

一方、Dell については現時点で該当するモデルが特定されておらず、Panther Lake を搭載する「Felino」が候補の一つとされています。

これらの情報はいずれもリーク・開発コードから予想したもので、各社から正式な発表はまだありません。

Samsung が加わっていない理由

最初に Chromebook がリリースされてから 15 年後の節目の年に Googlebook が発表されましたが、初代 Chromebook の最初のパートナーの 1 社である Samsung が今回は含まれていません。

この点について、Google VP の John Maletis 氏が Chrome Unboxed の取材に対し、パートナーの技術的な取り組みを制限することは Google の姿勢ではないと述べた上で、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo の 5 社について「あくまで今秋の発売時点でのパートナー」であることを明らかにしています。

つまり、現時点では Samsung の名前は出ていませんが、Android ベースの Galaxy Book の開発に取り組んでいるという噂からも、将来的に Googlebook のパートナーとして加わる可能性は残されています。

Samsung が進める独自路線

Samsung は最初の Googlebook リリースパートナーには含まれていませんが、Chromebook 向けとされる Exynos 2800 チップAndroid をベースとした Galaxy Book の開発に取り組んでいることが報じられています。

現状では詳細は不明ですが、開発中の Galaxy Book は Aluminium OS と Android 17 ベースの One UI 9 (おそらく Android for Desktop をベースにする One UI) を採用すると言われており、ローエンド、ミッドレンジ、フラッグシップの 3 グレードでの展開が計画されています。

この 3 つのグレードは、Aluminium OS でのランク分けに使用されていた AL Entry、AL Mass Premium、AL Premium という 3 つに当てはまると考えられ、開発中の Galaxy Book は Googlebook カテゴリになる可能性は十分にあります。

一方、Samsung は、Intel や Qualcomm、MediaTek のチップに頼る他の OEM とは異なり、自社製の Exynos チップを搭載した Chromebook を投入した実績があります。今回の Exynos 2800 採用もこの延長線上にあるものと考えられます。

なお、Exynos 2800 チップは 2028 年頃のリリースが見込まれていることから、現状の「超プレミアム」な Googlebook だけでなく、将来的な一般向けの手頃なモデルを含めた幅広い展開を目指している可能性があります。

まとめ

Googlebook の第 1 弾は Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo の 5 社体制でのスタートとなり、開発状況からは Dell を除く 4 社のモデルにヒントが見られます。

初代 Chromebook のパートナーだった Samsung の名前はありませんでしたが、Google 側は今回の 5 社を発売時点でのパートナーとして説明しており、今後参入する可能性は十分にあります。

Googlebook は 2026 年秋の発売が予定されており、現在はまだ詳細が明かされていませんが、発売までにさらに詳しい情報が明らかになる見込みです。