Google は Android Dev Summit 2026 の基調講演において、Googlebook のデタッチャブルタイプが「まもなく登場 (soon detachables)」することを明らかにしました。
第 1 弾として発売された Googlebook はクラムシェルとコンバーチブルのみで、デタッチャブルは含まれていませんでしたが、今回の言及により投入に向けた準備が進んでいることが公式に示されたことになります。
発売時点の 5 機種
基調講演において Google は、Googlebook を「クラムシェル、コンバーチブル、そしてまもなく登場するデタッチャブル」と紹介し、Googlebook OS は大画面向けの幅広いフォームファクターになることを説明しました。
第 1 世代の Googlebook として発売されたのは、以下の 5 機種です。
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ASUS Googlebook 14: クラムシェル
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Dell XPS Googlebook: クラムシェル
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HP Googlebook 14: クラムシェル
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Lenovo Googlebook 15: クラムシェル
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Acer Googlebook 14: コンバーチブル
5 機種のうち 4 機種は一般的なクラムシェルタイプを採用しており、360 度回転ヒンジを備えてタブレットモードで使えるモデルは Acer Googlebook 14 のみです。すべてのモデルでタッチスクリーンを搭載していますが、キーボードを着脱して純粋なタブレットとして使えるモデルはありません。
「Lenovo Googlebook Duet m」が有力
基調講演で具体的な機種名は明かされませんでしたが、これまでの情報から Lenovo が開発を進める「Lenovo Googlebook Duet m (13″, 11)」を指している可能性が高いです。
このモデルは「Sapphire」という開発コードネームで呼ばれており、これまでの開発情報から MediaTek のリファレンスボード「Tanjiro」ファミリーをベースとしていることが確認されています。搭載するプロセッサは当初予想されていた MediaTek Kompanio Ultra 910 ではなく、Googlebook 向けにマイナーアップデートされた Dimensity CX C10 Max を採用するとみられます。
周辺機器についても、米国 FCC (連邦通信委員会) の登録資料から Bluetooth ワイヤレス接続とポゴピン物理接続の両方に対応した専用キーボードや、スタイラスペン「Lenovo Pen Pro for Googlebook」の準備が確認されています。
また、以前リークされた画像からも、キックスタンド付きカバーやペン、カメラ横の Glowbar、スイッチ付きのキーボードなどが確認されています。
デタッチャブル投入前の課題となる縦向き UI への対応
デタッチャブルが第 1 弾に含まれなかった要因として、Googlebook OS 側における縦向き UI の最適化不足が挙げられます。
現在の Googlebook OS では、コンバーチブルの Acer Googlebook 14 をタブレットモードにした場合、全画面アプリであれば縦向きで利用できます。しかし、デスクトップ画面 (ホーム画面) や「概要 (Overview)」、アプリトレイは横向き表示に固定されており、縦向きでの操作に対応していません。
着脱式キーボードを外してタブレット単体で利用する場合、縦持ちでの操作頻度が高くなると予想されるため、システム UI 全体の縦向き表示への対応が必要です。Google が初期ラインナップにデタッチャブルを含めず「まもなく登場」とした理由は、こうした縦向き表示への最適化が完了していないためと考えられます。
また、CPU も Chromebook Plus と同じ Kompanio Ultra 910 を採用するのではなく、Googlebook 向けに最適化された Dimensity CX C10 Max の登場に合わせ、時期をずらした可能性もあります。
まとめ
現時点で Google からは「まもなく登場」と伝えられたのみで、具体的な発売日は明らかにされていません。Lenovo が新デバイスを単独で発表することは少ないため、2027 年 1 月の CES 2027 に合わせて発表される可能性があります。
また、Googlebook OS を搭載するタブレットが登場することで、ハイエンド Android タブレットも競合となります。しかし、現状を見る限りではタブレットらしい操作感を求める場合には Android タブレットを、PC のようなマルチタスクやデスクトップ環境を重視する場合は、Googlebook OS という違いになると考えられます。

