Googlebook「Lapis」は、Intel Panther Lake を搭載する Fatcat シリーズの一つとして開発が進められています。
起動画面の OEM ロゴ表示に関するコミットから ASUS 製であることが確認されているほか、Geekbench 上でも Core Ultra 7 355 および Core Ultra 5 325 を搭載した実機とみられるベンチマーク結果が確認できました。
この記事では、Intel Core Ultra Series 3 (Panther Lake) を搭載する Googlebook「Lapis」について、現時点で判明している情報をまとめます。
これまでの開発状況
「Lapis」は 2025 年 9 月から開発が始まっており、初期のコードからは 14 インチクラスのクラムシェルタイプとして設計されていることが確認でき、タッチ対応・非対応の両方が用意される可能性が示されています。
また、比較的早い段階で追加されたバッテリーに関するコードからASUS の Zenbook や Chromebook Flip CX シリーズなどに使われている CosMX の「C22N」が採用されていることが分かり、ASUS のデバイスになると考えられていました。
その後、Ruby (Lenovo) や Moonstone (Acer) と同様に、起動画面の OEM ロゴ表示に関するコミットから、Lapis が ASUS のデバイスであることが確認されました。
当初、Chromebook Plus と考えられていましたが、Aluminium OS の存在が明らかになり、Android 17 (Aluminium OS : ALOS) に関連するバグレポートでも ASUS と Lapis を紐づける内容が多数確認されています。
最終的に、Google が新カテゴリとして「Googlebook」を発表したことで、「Lapis」は Googlebook としてリリースされることが分かりました。
予想されるスペックとベンチマーク
コード上の発見として、Web カメラには ASUS ExpertBook Ultra シリーズと同じ「FL225F」という型番が使われているようです。
ポートは USB4 に対応した 2 つの USB-C ポートと、2 つの USB-A、HDMI を搭載する見込みです。指紋センサのサポートと、キーボードバックライトのサポート (オプションとなる可能性) も示されました。
また、Geekbench のベンチマークから、Core Ultra 5 325 と 32GB RAM、Core Ultra 7 355 と 64GB という 2 つの構成が確認できています。
スコアの平均は、シングルコアが約 2,326、マルチコアが約 9,170 となっています。この数値はこれまでに発見している「Fatcat」、「Ruby」、「Moonstone」のスコアとほぼ同じです。
ここまでの情報から考えると、「Lapis」は Android (Aluminium OS) を搭載する「ASUS ExpertBook Ultra」のようなデバイスになる可能性があります。
また、ASUS からは最上位の Chromebook Plus が ExpertBook シリーズとしてリリースされたことから、このデバイスも ExpertBook という名前が付けられることも十分考えられます。
追加情報
2026 年 7 月 20 日 追記: Energy Star の認証データベースにおいて、Aluminium OS として登録された ASUS の新しいノートパソコン「CX9406CAA」の名前を確認しました。また、FCC から底面のデザインも分かりました。
ベンチマークで示されているように Core Ultra 7 355 と 64GB RAM を搭載しており、Aluminium OS と紐付けられていることや Chromebook と同じ「CX」から始まる型番であること、過去の「CX9 (CX9400)」を彷彿とさせることから、このモデルが「Lapis」の製品名に含まれることは確実となりました。