Google が開発を進める Snapdragon X を搭載する Googlebook「Bluey」シリーズに、新たに「Aneto」と呼ばれる開発ボードが追加されました。
このボードは、Wildcat Lake を搭載する「Matsu」の派生モデルとして扱われていることから、基本的な構成は近いと考えられますが、CPU が Snapdragon に変わり、メーカーは Acer ではなく HP になる可能性があります。
「Matsu」の派生として「Bluey」シリーズに
今回開発が始まった「Aneto」は、Snapdragon X チップを搭載する Googlebook のリファレンスボード「Bluey」をベースに構築されていますが、Chromium Gerrit のコミットからは Intel Wildcat Lake (Core Series 3) を搭載する「Matsu」の派生モデルであることが示されています。

つまり、CPU は異なりますが「Matsu」のハードウェア仕様を Snapdragon X 向けに移植したものが「Aneto」であると考えられます。
一方、これまでの開発情報では「Matsu」が Acer 製になる可能性が示されていますが、「Aneto」はバッテリーに関するコードから HP のデバイスになる可能性が示されています。

この理由として、記述が HP のデバイスに固有であることに加え、使用されているバッテリーの型番が Snapdragon X Elite を搭載する HP の Googlebook (Quartz) と同じであるためです。
しかし、コミットを投稿した Quanta の開発担当者は、HP だけでなく Acer の Chromebook (一部 Googlebook も) の開発にも携わっているため、現時点ではどちらになるかはまだ分かりません。
予想される仕様
「Matsu」がベースになるとすれば、「Aneto」は 14 インチクラスの Googlebook になることが予想され、現時点で確認できている内容からは次のような仕様を備える可能性があります。
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14 インチ
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OLED パネル対応
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Snapdragon X (X Plus X1P-42-100 の可能性)
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最大 2 つの USB-C ポート
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Wi-Fi 7 のサポート
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指紋センサ
もし、HP であれば上位の Snapdragon X Elite を搭載する Googlebook が存在するため、同一ではなく下位のチップ X Plus X1P-42-100 を搭載すると考えられます。一方、Acer の場合は初の Snapdragon X チップ搭載 Googlebook となるため、Plus と Elite のどちらも採用する可能性はあります。
とはいえ、Acer は Intel の上位モデルとして Core Ultra を搭載した Googlebook の開発にも取り組んでおり、さらに Google は Snapdragon X2 世代のモデルの開発も進めているため、旧世代の上位チップをこのタイミングで選ぶ理由は見当たりません。
なお、2026 年 7 月下旬から 8 月初めにかけて開発の始まった「Annite」と「Pic」は Snapdragon X Elite ではなく X Plus を採用する可能性が示されています。
まだ開発の初期段階
現時点では、コードが新たに追加された開発の初期段階であり、詳しい仕様については分かっていません。また、今後の開発次第では仕様やメーカーが変更される可能性も十分にあります。
Google は 2026 年 9 月に Googlebook のプレビューイベントを開催し、第 1 弾のリリースが期待されますが、今回発見された「Aneto」をはじめ、最近開発が確認された Googlebook は 2026 年後半から 2027 年前半に登場することが予想されます。