Intel Panther Lake 搭載 Googlebook の開発状況まとめ

calendar_month2026年7月2日

Intel Panther Lake 搭載の開発ボード「Fatcat」は、当初 Chromebook Plus になると予想されていましたが、その後の調査で Googlebook との関連が判明しています。共通仕様と、現時点で判明している各モデルの開発状況をまとめます。

Googlebook を背景にした Intel Panther Lake Core Ultra Series 3 のロゴ
Googlebook を背景にした Intel Panther Lake Core Ultra Series 3 のロゴ

Intel Panther Lake (Core Ultra Series 3) を搭載する開発ボード「Fatcat」は、当初 Chromebook Plus として登場すると予想されていました。しかし、その後の開発状況から、Aluminium OS (ALOS) との関連が明らかになり、Googlebook として発表される可能性が示されました。

この記事では、Googlebook として開発が進められている「Fatcat」の共通仕様と、現時点で判明している派生モデルについて解説します。

Fatcat の共通仕様

開発コードの情報から、Fatcat ファミリー全体で次のようなハードウェア構成が計画されていることが分かっています。

  • プロセッサ: 

    • Intel Core Ultra 5 335 (8 コア)

    • Intel Core Ultra X7 または X9 (16 コア)

  • メモリ・ストレージ: 

    • 16GB または 32GB RAM

    • UFS / NVMe SSD

  • ポート:

    • 最大 3 ポートの USB-C (Thunderbolt 4 / USB4 対応を含む)

    • USB-A

    • HDMI

  • ネットワーク: 5G 通信に対応(Fibocom FM350GL 5G Modem)

  • 電源: 最大 100W の急速充電に対応

また、Googlebook の共通ハードウェア要件として、LED ライトバーの「Glow Bar」、Chromebook Plus と同様の「G」ランチャーキー、「クイックインサート」キーの搭載も確認されています。

判明している 6 つの派生モデル

現在、Fatcat をベースに 6 つのモデルが派生して開発されていることが確認されています。メーカーが特定されているものと、未確定ながら仕様が判明しているものがあります。

Lapis : ASUS

Lapis は 14 インチクラスのクラムシェルタイプが想定されています。ファンを搭載しつつも省電力構成を採用しており、軽量・薄型化を意識した設計が確認されています。ポート構成は 2つの USB-C と 1 つの USB-A ポートを搭載することが示されています。

Ruby : Lenovo

Ruby は 14 インチクラスのクラムシェルタイプが想定されています。18 列のキーマトリクスを採用しているほか、ハプティックタッチパッド (forcepad) をサポートする可能性が示唆されています。ポート構成は 2つの USB-C と 1 つの USB-A ポートを搭載することが示されています。

Moonstone : Acer

Moonstone は 14 インチクラスのクラムシェルタイプが想定されています。バックライト付きキーボードを搭載し、Thunderbolt 4 または USB4 と最大 100W 充電に対応する、ハイスペックな構成です。ポート構成は 3 つの USB-C と 1 つの USB-A ポートを搭載する見込みです。

Francka

Francka は、コンバーチブルタイプでファンとバックライトキーボードを搭載しており、初期パートナーのうち HP または Dell からのリリースが有力視されています。ポート構成は 2つの USB-C と 1 つの USB-A ポートを搭載することが示されています。

Kinmen

Kinmen は 14 インチクラスのクラムシェルタイプが想定されています。Moonstone と構成を広く共有しており、バックライト付きキーボード、最大 100W (20V / 5A) の高出力充電に対応します。

ポート構成は 3つの USB-C と 1 つの USB-A ポートを搭載することが示されています。

Felino

Felino は、14 〜 16 インチクラスのクラムシェルタイプが想定されています。リークされた出荷マニフェストからは、Panther Lake 12Xe3、32GB RAM、1TB ストレージという最上位クラスの構成になると報じられています。

まとめ

Intel Panther Lake を搭載する Googlebook は、Fatcat という開発基盤をもとに、Googlebook の初期リリースパートナーに含まれる ASUS、Lenovo、Acer をはじめとする各社で多様なモデルの開発が進められています。

Googlebook は 2026 年秋の発売が予定されており、発売までにさらに詳しい情報が明らかになる見込みです。

なお、Intel は Panther Lake のほか、Wildcat Lake や Nova Lake を搭載するモデルの開発も並行して進めています。Intel 以外には、Qualcomm と MediaTek も Googlebook 向けにチップを提供することが発表されています。

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