Googlebook「Mica」は、Qualcomm の Snapdragon X チップを搭載する Bluey シリーズの一つとして開発が進められています。
他の Googlebook 候補モデルとは異なり、Mica についてはあまり多くの情報は明らかになっていませんが、ベンチマークと紐付けられた Android デスクトップのビルド情報や、バッテリーに関する情報から Dell の Googlebook になる可能性が高いことが示されています。
この記事では、Qualcomm Snapdragon X を搭載する Googlebook「Mica」 について、現時点で分かっている情報をまとめます。
これまでの開発状況
「Mica」は、Snapdragon X Plus X1P-40-100 を搭載するリファレンスボード「Bluey」から直接構成を継承して今年 2 月初めに開発が始まりました。
最小限の設定だけが引き継がれているだけであったことや、他のモデルと比べてやや遅い開発であったため、当初は初期のリリースには含まれないと考えられていました。

その後、ライトバー (後に Glow Bar) を搭載することや、OLED パネルへの対応、Qualcomm の 5G モジュール (QTM シリーズ) に対応する可能性が示されたものの、メーカーについてのヒントはまだ出ていませんでした。
当初、メーカーに関しては HP や Acer が想定されましたが、バッテリーに関するコードから Dell の Chromebook と似た記述が確認されたことや、開発状況から消去法的に Dell のデバイスになる可能性が示唆されました。
ベンチマークの発見
調査するなか、Geekbench 上では Android 17 で動作する「Dell XPS 13 (DX13267)」というデバイスのベンチマークが多数登録されていることが確認できました。
このモデルの詳細は不明ですが、Snapdragon X Elite X1E-80-100 と 16GB または 32GB RAM を搭載しており、型番が Windows の「XPS 13 (DX13260)」とは異なることから、Googlebook の可能性が考えられました。

さらに調査を進めたところ、Geekbench で測定されてたデバイスは Android 17 のデスクトップ向けビルドであり、そのデバイスの識別情報には「mica-userdebug…」と記載されていたことが分かったことで、「Mica」は「Dell」のデバイスである可能性が高いことが分かりました。
予想されるスペック
開発コードやベンチマークなどから「Mica」の仕様はいくつか分かっていますが、あまり多くの情報は明らかになっていません。
しかし、ベースとなるモデルが Windows の「Dell XPS 13 (DX13260)」かつ、過去に Snapdragon X Elite X1E-80-100 を搭載していた XPS 13 (XPS 13 9345) が存在していたことから、次のような仕様になると予想されます。
| ディスプレイ |
13.4 インチ OLED
2,880x1,800 / 60Hz タッチ対応 |
| CPU |
Snapdargon X Elite X1E-80-100
|
| RAM |
16GB / 32GB LPDDR5X
|
| 内部ストレージ |
512GB / 1TB NVMe SSD
|
| 外部ストレージ | - |
| Web カメラ | 1080p |
| ポート |
USB-C (USB-C) × 2
|
| バッテリー | 最大 65W 充電 |
| ネットワーク | Wi-Fi 7 Bluetooth |
| その他 | 指紋センサ |
これはあくまで予想される仕様であり、最終製品とは異なる可能性があります。
まとめ
「Mica」は、当初情報が少なく特定できませんでしたが、後の情報により Dell の Googlebook となる可能性が高いことが分かりました。
これまでの情報から、デバイスの仕様は Windows 版の Snapdragon X Elite を搭載した「XPS 13」との共通点が多いと予想されます。
ただし、「Dell XPS 13 (DX13267)」という名称は開発状況から確認できたものであり、正式な製品名やメーカーが確定したわけではないことに注意してください。
予想スペックなどは、こちらのページでも更新していきます。