Google が開発を進めている「Kinmen」は、Intel Panther Lake (Core Ultra Series 3) を搭載するリファレンスボード「Fatcat」から派生したデバイスの一つです。
開発が始まった当初は、ハイエンドな Chromebook Plus になると思われていましたが、現在では他の Fatcat シリーズと同様に Googlebook としてリリースされるデバイスの一つになると考えられています。
「Kinmen」については、あまり多くの情報はありませんが、この記事では現時点で判明している情報をまとめます。
これまでの開発状況
Kinmen は、2025 年 4 月に開発が始まっており、Intel Core (Series 2) 搭載 Chromebook のリファレンスボードとなる「Brox」と「Fatcat」をベースに構築されました。
バッテリーに関する記述から、Acer のデバイスに採用される「ap23xxx」や「ap24xxx」といった型番を確認していることから、Acer の Googlebook になる可能性が示唆されています。

その後の流れは Felino などと同じく、開発コード内で Android と ChromeOS の統合プロジェクト「Aluminium」との関連が示され、Googlebook の正式発表に伴い、Googlebook としてリリースされることになりました。
なお、昨年 9 月には Kinmen をベースにした「Moonstone」という派生モデルが追加されています。
予想されるスペック・仕様
開発コードから、「Kinmen」は次のような仕様になると予想されます。
| ディスプレイ | 14 インチ以上 クラムシェル タッチ対応あり |
| CPU | Core Ultra 5 |
| RAM | 16GB LPDDR5X |
| 内部ストレージ | 不明 |
| 外部ストレージ | なし |
| Web カメラ | 不明 |
| ポート | [オプション 1] USB-C × 2 USB-A × 2 HDMI × 1 [オプション 2] USB-C × 3 * USB-C のうち 2 ポートは USB4 対応 |
| バッテリー | 最大 100W 充電対応 |
| ネットワーク | Wi-Fi 7 |
| その他 | 指紋センサ バックライト付きキーボード |
ポート構成については、以下の 2 種類のプロトタイプが確認されています。どちらも USB4 に対応しますが、対応ポートは最大 2 つまでとなっており、USB-C を 3 ポート備える構成の場合、残り 1 つは USB 3.2 相当になるとみられます。

このほかの詳細は分かりませんが、すでに Geekbench に「Fatcat」のベンチマークが掲載されていることから、少なくとも Core Ultra 5 335 と 16GB RAM の構成が用意されている可能性があります。
予想されるメーカー
Kinmen がどのメーカーのデバイスになるかは、記事執筆時点でも直接示す記述は見つかっていません。
しかし、採用されているバッテリーの型番が、Acer のデバイスで広く採用されている型番と一致することから、現状では Acer のモデルになる可能性が高いと考えられます。また、Kinmen から直接コピーして構築された「Moonstone」がすでに Acer 製であることが分かっていることから、両者は兄弟機として登場する可能性もあります。
Kinmen の仕様やメーカーについてはっきりと分かっていませんが、Fatcat シリーズの一つとして早期から開発が進められてきたデバイスの一つであり、Googlebook 第 1 弾モデルの一つとしてこの秋のリリース対象に含まれると見られます。
Source: HelenTech