Google が開発を進める Snapdragon X 搭載 Googlebook「Bluey」シリーズの新ボード「Aneto」について、開発コードを改めて調査したところ、新たなバッテリーに関する記述と OEM ロゴの設定から、Acer 製であることが裏付けられました。
「Aneto」は Intel Wildcat Lake 搭載ボード「Matsu」の設計を移植した Snapdragon X 搭載モデルとして開発が進められていますが、今回の発見によりメーカーの特定が進みました。
OEM ロゴのコードから Acer と特定
Aneto のファームウェア設定には、次のような起動画面のロゴパスが記述されています。

この 90886c12 というフォルダ名は、以前の調査で Acer 製デバイスに固有の識別子として使用されていることを確認しています。
すでに Googlebook 第 1 弾となる 6 機種について、OEM ロゴのフォルダ名とメーカーの対応が確認されており、今回「Aneto」のコードにも Acer 用のフォルダ名が使用されていることが確認できたことで、Aneto が Acer 製である可能性が高いことが裏付けられました。
当初は HP の可能性が示されていた
当初、Aneto はバッテリーに関する記述から HP のデバイスになる可能性が示されていました。使用されているバッテリーの型番が、Snapdragon X Elite を搭載する HP の Googlebook「Quartz」と同じであったためです。
一方で、コミットを投稿した Quanta の開発担当者は HP と Acer 双方の Googlebook 開発に携わっているため、この時点ではどちらになるかは確定していませんでした。その後のコミットで、HP のバッテリー型番の記述が削除され、Acer 製デバイスに採用実績のある「cosmx-ap23cbp」という型番に置き換えられたことで、Acer の可能性が高まっていました。

今回 OEM ロゴのコードから Acer 用の識別子が確認されたことで、Aneto が Acer 製である可能性がさらに強く裏付けられました。
Snapdragon X Plus X1P-42-100 を採用する可能性
Aneto の開発コードでは、SoC として SOC_QUALCOMM_X1P42100 (Snapdragon X Plus) が明示的に参照されています。これは、同じく Mica のコードを継承しつつ Snapdragon X Elite ではなく X Plus を参照していた「Annite」と「Pic」と同じパターンです。

Bluey ベースのボードのうち、Snapdragon X Elite (Hamoa) を搭載する Quartz や Mica とは異なり、Annite・Pic・Meru はいずれも X Plus を参照する SoC 記述となっており、Aneto もこれらと同様に、性能を抑えた Mass Premium 帯のモデルになる可能性があります。
予想される仕様
これまでに確認できている内容から、Aneto は次のような仕様を備える可能性があります。
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14 インチ OLED
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タッチスクリーン
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Snapdragon X Plus (X1P-42-100)
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最大 2 つの USB-C ポート
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Wi-Fi 7 のサポート
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指紋センサ
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(USB-A)
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(HDMI)
また、ベースとなった「Matsu」とは異なり、ハードウェアの HDMI および USB-A ポートの電源制御機能が有効化されているため、搭載ポートが拡充される可能性があります。

ただし、現時点では開発コード上から予想される仕様であり、今後の状況によって変更される可能性や製品版とは異なる可能性はあります。
まとめ
今回の調査により、開発ボード「Aneto」は Acer が手掛ける Snapdragon X Plus 搭載 Googlebook である可能性が極めて高くなりました。
間もなく予約が開始される Googlebook の第 1 弾リリースは、Intel Core Ultra や Snapdragon X Elite を搭載した「AL Premium」クラスのハイスペックモデルが中心となります。そのため、「Matsu」や「Aneto」のようにスペックや価格を抑えた「AL Mass Premium」クラスのモデルは、2026 年後半から 2027 年前半にかけて順次投入されると見込まれます。

