Google は Qualcomm Snapdragon X チップを搭載する Googlebook「Bluey」シリーズの一つとして、新たに「Annite」と呼ばれるボードの開発を始めたことを確認しました。
現在、同チップを搭載する Googlebook として開発が行われているのは HP の「Quartz」と Dell の「Mica」の 2 つで、Annite はそれらに加わる 3 つ目のデバイスとなります。
この記事では、開発の始まった Annite について現時点で分かっていることをまとめます。
Annite は Bluey の 3 番目の開発ボード
Qualcomm の Snapdragon X シリーズチップを搭載するリファレンスボード (量産前の開発用設計基盤) には Bluey がありますが、これをベースとした Quartz と Mica は、それぞれ HP と Dell の Googlebook になることが示されています。
今回発見した Annite は、Bluey シリーズの一つになりますが、設計は Mica からコピーされており、コミットでは「Mica 上で OS の正常起動を確認済み」と記載されています。

そのため、ほとんどの仕様は Mica と共通しており、開発に携わっている人物も Mica と共通していることから、現時点では Dell のもう一つの Googlebook になる可能性があります。
現時点で分かっていること
現状では、Mica から設計がコピーされており、大部分は共通しているという点しか分かっていません。一方、Mica はすでに開発が進み、いくつかの仕様が開発コードやベンチマークから明らかになっています。2026 年秋の最初のリリースに含まれる可能性が高いことから、Annite はある程度完成した状態になっていると考えられます。
また、Calypso チップを搭載する次世代 Googlebook の開発が進んでおり、現行世代にあたるチップで新しいボードを追加することは、ゼロからの開発ではなく既存の Mica の設計を活用して短期間で兄弟機をリリースする狙いがある可能性があります。
いずれにしても、今回開発の始まった「Annite」は「Mica」と同じ Dell からリリースされる可能性が高く、2026 年秋の最初のリリースか、あるいは近い将来に登場することが期待されます。