Google と各メーカーが開発を進める Googlebook において、新たなボードファミリーとなる「Dougie」と、その最初のリファレンスボードとなる「Bandit」を追加したことを確認しました。
また、関連するコードから Qualcomm のプロセッサを採用することが示されており、「Bluey」と「Calypso」に続く 3 つ目のファミリーとなります。
Qualcomm のチップを採用する「Dougie」
Chromium Gerrit のコミットから、「Dougie」は Qualcomm のチップセットを搭載したボードファミリーであり、「Bandit」はそのリファレンスボード (量産前の設計基盤) として登録されていることが分かりました。
現時点では、開発初期の最小構成ということもあって仕様については分かっていません。しかし、Dougie という名前自体が開発上 Qualcomm の SoC 名としても使用されていることから、これまでに確認されている Snapdragon X Elite / Plus や Snapdragon X2 Elite (Mahua) とは異なるチップを搭載する可能性があります。


どのチップかはまだ分かりませんが、既存のチップであれば Snapdragon X2 Plus や今年 5 月に発表されたエントリー向けの Snapdragon C という可能性も考えられます。
なお、チップに関連したコードではモデム非搭載という記述があったことから、セルラーモデルはなく Wi-Fi モデルのみになると予想されます。
このほか、ストレージは eMMC、UFS、NVMe に対応、USB ポートのサポート、ChromeOS のサポートなどの記述が確認できます。
Googlebook の選択肢拡大に期待
Qualcomm のチップセットを搭載する Bluey は、Snapdragon X Elite と X Plus を採用するモデルに分かれており、Calypso はいまのところ Snapdragon X2 Elite を採用するモデルが確認されていますが、X2 Plus を搭載するモデルにも使用される可能性があります。
このことから、今回確認された Dougie はそれらとは異なるチップを示す可能性が高く、もしエントリーからミドルレンジに位置するモデルになるのであれば、Googlebook の選択肢はさらに広がることになります。
しかし、開発中のコードから推測したものであり、開発も始まったばかりのため詳しい仕様はまだ分かっておらず、今後変更される可能性は十分にあります。

