Android 向けのルート化およびシステムレスカスタマイズツール「Magisk」において、Googlebook のサポートが最新ベータ版 Magisk v31.1 で追加されました。
これは開発者の John Wu 氏 (@topjohnwu) がベータチャンネル向けに公開したもので、公式ドキュメントに Googlebook 向けのインストール手順が追加されたほか、Googlebook OS が採用する「Headless System User Mode (HSUM)」への適応に伴い、対話型のスーパーユーザー (root) 要求プロンプトの廃止やアプリ非表示機能の削除などの変更が行われています。
Googlebook 向けに追加された主な機能
Magisk アプリでは、Googlebook 向けに最適化され、Google Pixel および Googlebook 向けに公式ファームウェアのダウンロード提案が自動で行われるようになりました。
また、Googlebook に接続した USB ドライブに対して、リカバリ GPT イメージを直接パッチして書き込む処理にも対応しています。
さらに、イメージのパッチ処理については、ローカルファイルとリモート URL の両方で raw イメージ、OTA zip、ファクトリーイメージ zip、Samsung の Odin 用 tar、リカバリ GPT イメージの処理手順が統合されました。ダウンロードおよびパッチ処理の実行中には、読み書きの進捗状況と転送速度がリアルタイムに表示されます。
root 権限の付与は事前許可制へ変更
Googlebook OS で採用されているマルチユーザー環境 (HSUM) への適応に伴い、アプリ起動時に画面上で root 権限を許可する従来の対話型プロンプトが廃止されました。
今後はアプリからの要求時にポップアップを待つのではなく、ユーザーが Magisk アプリ内の「Superuser」タブを開き、対象アプリに対して事前に明示して権限を付与する方式となります。
これに合わせて、不要となった従来のアクセスモード設定や再認証設定も削除されています。
アプリ非表示機能の廃止と新しい運用方法
Magisk アプリのパッケージ名をランダムに変更して隠す「アプリの非表示 (リパッケージ)」機能も削除されました。これは現代の Android ではパッケージの存在を高度な検出から隠すことが技術的に困難になったことや、Googlebook OS の設計と両立しないことが理由です。
今後は対話型プロンプトがなくなり、アプリを常駐させる必要もなくなったため、設定完了後に Magisk アプリ自体をアンインストールすることが有効な非表示手段として案内されています。
その他の修正と安定版への展開
このほか、Magisk v31.1 では以下の修正や機能変更が行われています。
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Android 6.0 のサポート終了 (Android 7.0 以降が必須)
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ChromeOS ブートイメージのネイティブ署名への対応 (外部の futility バイナリが不要に)
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AVB 1.0 ECDSA 署名の検証および署名の修正
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Samsung デバイスにおける SignerVer02 署名の保持
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XZ 圧縮におけるアーキテクチャ固有 BCJ フィルタの有効化と zImage 検出の改善
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Linux および macOS ホストでの magiskboot ネイティブビルドへの対応
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データベース文字列やデーモン接続に関連するクラッシュの修正
Magisk v31.1 は現在ベータチャンネルで提供されており、問題が確認されなければ近い時期に安定版として正式に配信される予定です。

