Google は 2026 年 10 月 28 日 (現地時間)、開発者向けカンファレンス Android Dev Summit において、2027 年より Google Play ストアで折りたたみ式デバイスや大画面への適合度を評価し、最適化されたアプリの露出を優遇する方針を明らかにしました。
あわせて、既存の Android アプリを Googlebook や折りたたみ式デバイスに適応させる作業を支援する「Compose アダプティブスキル」の更新を発表しました。
AI コーディングエージェントがキーボードショートカットの実装や画面のレイアウト調整を自動化することで、Googlebook ユーザーにとってもノート PC 向けに操作性が改善されたアプリの普及が進むことになります。
2027 年から Google Play ストアで大画面・折りたたみの品質評価を開始
これまで Android の折りたたみ式デバイスや大画面デバイス向けには、ガイドラインによる自発的な最適化が促されてきましたが、スマートフォンの画面をそのまま引き伸ばしただけのアプリが多く残る状況が続いており、Google 自身も最適化が十分に進んでいない現状を認めています。
こうした状況を受け、Google は 2027 年から Google Play ストアにおいて、アプリやゲームが折りたたみ式デバイス上でどのように動作するかを評価し、適切に設計されたアプリに対してストア内での露出度向上や優先的な配置といったインセンティブを付与する方針を示しました。
現時点では、要件を満たさないアプリに対して検索順位の引き下げなどのペナルティがあるのか、あるいは推奨アプリの優遇のみになるかは明言されていません。
Google Play ストアで適用される評価基準や要件の詳細は、2026 年内に改めて発表される予定です。
AI エージェントを活用した Compose アダプティブスキルの強化
ストア側での評価導入に合わせて、開発者の改修負担を軽減するためのツールも更新され、AI コーディングエージェントに専門知識を与える「Compose アダプティブスキル」をアップデートし、既存のコードベースから大画面やデスクトップ環境に自動で対応できるようにしています。
アップデートされたスキルでは、Jetpack Compose で構築された既存の UI を監査し、以下の機能を自動で検出および実装できます。
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キーボードショートカット
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カスタムポインタカーソル
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ホバー状態の表示
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ボタンやコントロールのツールチップ
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テーブルトップ姿勢に合わせたレイアウト変更 (カメラやメディア画面の自動リファクタリング)
画面遷移の処理や、Grid および Flexbox へのレイアウト移行に加え、デバイスの折りたたみや画面回転時にも状態を保持するエンドツーエンドの状態管理にも対応します。
これにより、スマートフォン向けと Googlebook などのノート PC 向けに個別のコードを用意することなく同一のコードベースで対応でき、ユーザーにとっても Googlebook 上でキーボードやトラックパッドを使って自然に操作できるアプリが増えることが期待できます。
大画面対応を支える品質ガイドラインと Compose のアップデート
Google は開発者に対し、アプリの場合は Android のアダプティブ品質に関するガイドライン、ゲームの場合は アダプティブゲームのガイドライン に沿って対応を進めるよう案内しています。
プラットフォーム基盤としても、近日リリース予定の Jetpack Compose 1.13 安定版で Grid や Flexbox によるアダプティブレイアウトが正式にサポートされるほか、Navigation 3 1.2 によるディープリンクや予測型「戻る」の対応など、マルチフォームファクタに向けた準備が進められています。

