Google は 2026 年 9 月 23 日付けで、Chrome Enterprise および Education ヘルプを更新し、既存の Chromebook を運用する学校や企業に向けて、Googlebook OS への移行、ライセンス、管理機能の提供時期についての情報を公開しました。
ヘルプページでは、購入時点でサポート期間が 2034 年を超える Chromebook については Googlebook OS への移行を支援し、多くの機種に直接移行できるよう準備していると説明しますが、対象モデルと移行方法は「後日共有する」としています。
既存の Chromebook のサポートは継続、移行対象は後日公表
すでに 5 月の時点で発表されていたように、現行の Chromebook は自動更新ポリシーが適用され、ChromeOS デバイスは最大 2034 年半ばまで、定期アップデートとセキュリティアップデートを受け取ることができます。
学校や企業向けの導入では、Chromebook は引き続き購入でき、有効な ChromeOS Enterprise Upgrade と ChromeOS Education Upgrade は、既存の Chromebook に対して管理機能が維持されます。
Googlebook OS への移行については、新しい商用向け Chromebook の多くがアップグレードできるとしています。ただし、対象モデルの一覧、移行手順、必要な条件はまだ公表されていません。
なお、ChromeOS Enterprise Upgrade と ChromeOS Education Upgrade は ChromeOS デバイスの管理を目的としたライセンスで、新しく Googlebook を購入する場合や、対象の Chromebook を Googlebook OS へ移行する場合は、新しいライセンスで管理されます。
Googlebook の管理機能
2026 年に発売される Googlebook は個人利用向けで、ドメイン登録と一括管理に対応していません。
Google は商用向けの展開を複数年かけて進める計画で、包括的な管理機能は 2027 年後半から順次提供する予定です。
現時点で利用できる管理関連の機能は次の 2 つです。
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管理対象の Google Workspace アカウントでのログイン: ドメイン管理者が Google エンドポイント管理で許可している場合に限る
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Chrome ブラウザのクラウド管理: ユーザーが自分で有効にすると、企業や学校で一般的なブラウザポリシーを適用
将来の管理機能として、Google は管理コンソールでのデバイス、ユーザー、ブラウザの管理、レポート機能、ゼロタッチ登録を挙げています。サードパーティの EMM (企業向けモバイル管理) プロバイダーで管理する組織向けには、API も用意する予定です。
セキュリティと Web アプリの扱い
Google は、検証付きブート、サンドボックス、自動アップデート、安全な学生向け試験への対応、多層的なフィルタリングといった ChromeOS のセキュリティ機能を、Googlebook OS でも提供するとしています。
Googlebook OS は ChromeOS の基盤に Android の技術スタックを組み合わせた OS で、セキュリティ機能の新しい基盤への移行は複数段階のロードマップで進められます。
Web アプリについては、Android アプリのサポートを最適化しつつ、IT 管理者向けの管理機能と Web 開発者向けの API を今後も提供すると説明しています。
まとめ
Google は、Chromebook のサポートを最大 2034 年半ばまで維持することと、Googlebook OS への移行方針を示しましたが、対象モデルと移行方法は後日共有される予定で、商用向けの管理機能は 2027 年後半から提供予定です。
それまでの間、Googlebook で使える管理関連の機能は、管理対象の Google Workspace アカウントでのログインと、Chrome ブラウザのクラウド管理に限られます。

